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数年前の夏、外出からの帰りに、家のすぐ近くまで来て、飛び立つ鳥の羽音になにげなく目をあげると、黒いトタン屋根の上に、思いがけないものを見た。あざやかなオレンジ色の大輪の花が五つ六つ、とつぜんに、という感じでそこに出現していたのである。 それがのうぜんかずらの花で、高い松の木の梢にまつわって咲いているのだということはすぐわかったけれど、毎日通るこの道で、今までこの花にぜんぜん気がつかなかったというのがわからない。首をかしげながら二、三歩あるくと、隣家の屋根にさえぎられて、花はたちまち見えなくなる。おやおや、と思ってさっきの地点までひきかえし、花から目をはなさずさらに二、三歩あともどりすると、屋根の角度が微妙にかかわってくるらしく、花はまたもや視界から消えた。はじめに花に気づいた地点を中心にして、その前後ほんの数歩の範囲だけが、その花の見える指定席だったのである。(杉みき子「バックミラーには魔法がかかっている」『がんぎの町から』偕成社による)
参考译文
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几年前的一个夏天,在从外面要回家的路上,走到离家非常近的地方时,因听到飞鸟拍打翅膀的声音而无意间抬头,便在黑色的铁皮屋顶上看到了一件意想不到的东西。五六朵鲜艳的橙色大花,仿佛突然间出现在了那里。我立刻明白那是凌霄花,缠绕在一棵高大的松树梢上盛开着,但我不禁纳闷,明明是每天都要走过的这条路,为什么至今为止自己却完全没有注意到这花呢。我纳闷地走了两三步,花朵瞬间就被隔壁的屋顶遮住不见了。我感到诧异,便退回到刚才的位置,眼睛盯着花朵又往回退了两三步,似乎是受屋顶角度微妙变化的影响,花朵再次从视野中消失了。原来,以最初注意到花朵的点为中心,前后仅仅几步的范围,才是能看到那花的“专属座位”。(摘自杉美木子《后视镜有魔法》选自《来自雪檐小镇》偕成社)
选择题 (1)
第 1【問い】「それ」は何をさしているか。