CTO (Nam): 来期導入予定の最新AIクラスタだが、1ラックあたりの消費電力が従来の5倍、100キロワットに達する見込みだ。現行の空調ファンとチラーによる空冷方式では熱だまりを排熱しきれず、熱暴走でサーバーがダウンする恐れがある。空冷ファンの回転数を最大化するか、それともサーバールームの壁を打ち破って外気冷却ダクトを増設すべきか?
設備技術部長 (Nữ): ファンを増速しても風量による冷却には物理的限界がありますし、騒音と付随消費電力でPUE(電力使用効率)が劇的に悪化します。また外気導入は湿度や粉塵の管理リスクが高すぎます。抜本的解決には、特殊な絶縁性冷媒液の中に基板ごと沈める『二相式液浸冷却システム』への移行が不可欠です。これなら空冷ファンが不要になり、冷却電力を大幅に削減できる可能性があります。
CTO (Nam): 液浸冷却か。確かにエネルギー効率は桁違いだが、既存フロアの耐荷重や配管工事のハードルが高いと聞く。導入手順はどうなる?
設備技術部長 (Nữ): 液浸タンクは液体を満たすため1ラックで